なぜあの人は色落ちしない?色持ちが悪い人との決定的な違い
「同じ日に、同じような色に染めたはずなのに、あの人はいつまでもキレイな色なのに私はすぐ色落ちする…」
こんなふうに思ったことはありませんか?
実は、ヘアカラーの色持ちには“はっきりとした違い”があり、それは「髪質だけ」でも「使っているシャンプーだけ」でもありません。色落ちしやすい人には共通する原因があり、色持ちが良い人には“あるポイント”が共通しているのです。
今回は、美容師の立場から「色落ちしない人と、色落ちしやすい人の決定的な違い」について、わかりやすく解説します。

色持ちが良い人の共通点①「髪の内部が整っている」
色が長く持つ人の最大の特徴は、髪の内部(毛髪内部構造)が整っていることです。
髪はスポンジのような構造をしていて、ダメージがあるほど内部にスキマができ、そこから染料が流れ出やすくなります。
逆に、
・定期的にトリートメントをしている
・過度なブリーチ履歴が少ない
・髪質改善メニューなどで水分量が整っている
こういった状態の髪は、染料がしっかりと定着し、色が抜けにくくなります。
「色持ちはもともとの髪質だから仕方ない」と思っている方も多いですが、実は髪のコンディション次第で色持ちは大きく変わります。
色落ちしやすい人が無意識にやっている習慣
色落ちが早い人には、ある共通点があります。それは、日常生活で無意識に髪に負担をかけてしまっていることです。
例えば、
・カラー当日〜翌日に洗浄力の強いシャンプーを使っている
・シャワーの温度が高すぎる(40℃以上)
・濡れたまま放置する時間が長い
・アイロンの温度が180℃以上で毎日使用している
これらはすべて、染料を流出させる原因になります。
一方で色持ちが良い人は、
・低刺激のカラー用シャンプーを使っている
・ぬるめのお湯で洗っている
・ドライヤーでしっかり乾かしている
・熱ダメージをコントロールしている
こういった“小さな積み重ね”を、知らないうちに自然と行っているのです。
実は一番大きな違いは「サロンでの施術工程」
ここが、あまり知られていない重要な部分です。
色持ちに一番影響するのは、実はホームケアよりもサロンでの施術工程です。
色持ちが良い人は、以下のような施術を受けています。
・薬剤の選定が髪質に合っている
・前処理で毛髪内部の土台を整えている
・残留アルカリの除去をしている
・色素の定着時間を正しくコントロールしている
これができていないと、どんなに良いトリートメントをしても、どんなに優しいシャンプーを使っても、色落ちは早くなってしまいます。
つまり、「色持ちがいい人」の多くは、自分に合った正しい施術をしてくれる美容師に出会っているのです。

色持ちを良くしたい人が今日からできること
もしあなたが「どうせ私の髪は色持ちが悪い」と諦めているなら、今日から以下のことを意識してみてください。
・カラー当日はシャンプーを控える
・シャワーの温度は38℃前後にする
・カラー専用シャンプーを使う
・濡れたまま寝ない
・アイロンの温度を下げる
そしてもう一つ大切なのが、
「色持ちを重視したい」と美容師にしっかり伝えることです。
美容師側も、色味重視なのか、色持ち重視なのかによって薬剤選定や工程を変えています。伝えるだけで結果が変わることも少なくありません。
まとめ
色持ちが良い人と悪い人の違いは、「特別な髪質」ではありません。
・髪の内部コンディション
・日常のちょっとした習慣
・サロンでの施術レベル
この3つの積み重ねで、色持ちは大きく変わります。
もし今、「どうしても色落ちが早い」「もっとカラーを楽しみたい」と思っているなら、それは“髪が悪い”のではなく、まだ最適な方法に出会っていないだけかもしれません。
あなたの髪に合ったケアと施術ができれば、カラーはもっと長く、もっとキレイに楽しめます。

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