自宅で髪質改善☆正しいケア方法を知っていますか? ②トリートメント編
サロンの仕上がりは良かったけど、持続が良くなかった…
というご経験はなかったでしょうか?
その原因として、ホームケアが関わってくる場合があります。
前回のブログでは、正しいシャンプーの方法についてお伝えさせていただきましたね。
まだご覧になっていない方は、こちらの記事からお勧めします。
本日はトリートメント編です。
今回も髪質改善に欠かせない超重要なコンテンツとなりますので、
ぜひ最後までご覧ください!

髪質改善美髪ホームケア シャンプー後のトリートメント
まず初めに理解していただきたいことがあります。
それはコンディショナーとトリートメントは全くの別物だということです。
一般的にドラッグストアなどで市販されているのは「コンディショナー」です。
コンディショナーは髪をなめらかにし、クシ通りを良くすることが目的で、髪の表面を保護するためのものです。
これにより、髪がサラサラと感じられるようになりますが、髪の内部にまで効果が及ぶわけではありません。
つまり、コンディショナーは髪の表面に作用するもの
【コーティング剤】ということです!
一方、トリートメントは、髪の内部に浸透し、「栄養分」を与えてコンディションを整えながら髪を保護していきます。
トリートメントは髪のダメージを修復し、健康な状態に戻すためのものです。
そのため、トリートメントを使用することで、髪の内部からしっかりとケアができ、結果として髪が強く美しくなります。
髪を綺麗に健康にしていくためには、コンディショナーでなく【トリートメント】を毎日使う必要があります。
さらに言うと、トリートメントは、髪の状態や髪質に合わせて使うことが大切です。
例えば、ダメージの度合いや、髪の施術履歴などを考慮して、使い分けることができます。
自分に合っていないものを使用された場合、髪質改善がうまくできなくなることがあります。
まずは担当の美容師さんに自分にはどのトリートメントがあっているか相談してみましょう。
さらに、髪質改善に取り組んでいる美容師は、プロとしての知識と経験を持っていますので、最適なトリートメントを選ぶ手助けをしてくれます。

トリートメントのやり方ってめちゃくちゃ大事!!
トリートメントのやり方で髪質が変わります!
是非ともこの通りに実践していただければと思います。
シャンプー後はしっかりと水分を取ってください
シャンプー後、髪が濡れている状態ではトリートメントが十分に浸透しにくいです。
手のひらで頭皮を撫でながら、おでこから襟足までしっかりと根元の水分を取ります。
髪の長い方は髪を両手で挟みながら、毛先へと滑らせていきます。
これにより、髪の水分が均等に取れ、トリートメントの効果が最大限に引き出されます。
タオルドライでしっかり水気を取るところまでされる方もいらっしゃると思います。
ですが、その場合は、タオルで髪の毛をゴシゴシ擦らないように気をつけてください。
トリートメント剤が付いていない状態で濡れた髪を擦ってしまうとキューティクルが剥がれてダメージしやすくなりますのでトリートメント前にタオルドライをされるという方はあくまでも「水がポタポタ滴らない」くらいまでのドライで十分ですから擦らないようにだけは注意してください☆
トリートメントは栄養素ですから、ケチらずにたっぷりと使いましょう
トリートメント剤を少量しか使わない方もおられますが、これは効果を半減させてしまいます。
髪の長さや毛量に合わせてケチらずにたっぷり付けましょう。
トリートメントを十分に使うことで、髪全体に栄養が行き渡り、健康で美しい髪を保つことができます。
お薬も容量や用法が大事なように、トリートメントも同じことが言えるのです。
付ける時は、中間〜毛先部分から徐々に根元側になじませていきます。
トリートメント成分が一番必要なのは毛先部分だからです。
髪1本1本、髪全体になじませるために、粗めのクシでとかします
髪は濡れると束になります。
そこにトリートメントを付けても束の表面にしか付きません。
トリートメント剤の付けムラがあると髪全体が綺麗になりません。
束の中にも付くように手グシやクシで整えます。
表面から横から、内側からと、あらゆる方向からコームを入れて、スルスル通りがよくなった時点でトリートメントが全体になじんだことになります。
粗めのクシを使うことでトリートメントが髪全体に均等に行き渡り、髪が滑らかでツヤのある状態になります。
髪に定着する時間も温度も必要です
美容室でトリートメントメニューをされた方はご存じだと思いますが、トリートメント剤を塗布してから時間を置きますよね。
さらに促進器で加温したり、蒸気をブシューとかけられたり。
このように、美髪を作るためには時間と温度やスチームが必要になります。
自宅ではどのようにすれば良いかというと、ちょっと熱めのお湯でタオルを絞り、髪に巻き付けて時間を置きます。
こうすることでトリートメントが一気に促進していきます。
その間に身体を洗うとか湯船に浸かるとか、あるいはお風呂場の掃除をするなどして過ごす事もできますね。
理想の放置タイムは5〜10分です。
意外と長い!と思われるかもしれませんが、トリートメントをしっかりと定着させるにはこのくらいの時間が必要なのです。
トリートメントケアをしているほとんどの方が3分くらいで流してしまうらしいのですが、時間が足りなければトリートメント成分が毛髪内部でしっかりと定着していませんので、効果が半減してしまいます。
氷を作るのに、製氷器を冷凍庫に入れて2,3分で出来ないのと同じです。
毛髪内部までしっかりと定着させるのには時間がかかるものなのです。
ちなみに、濡れた髪に浸透させるにはあまり時間はかかりません。

一番大事なのが流すときですよ
クシでとかしても、髪の毛はまだ細かい毛束になっていますよね。
そこで、洗面器にお湯をためてその中で髪にお湯を何度も掛けていきます。
美容室でトリートメントをされた時にお湯でパシャパシャされたことはありませんか?
「チェンジリンス」と言って、トリートメントを流すときなど、カップでお湯を何度も掛けられる作業です。
こうすることで、髪の毛1本1本にまで、トリートメント成分がゆき渡ります。
最後に流す時はしっかりと流しましょう!
トリートメントの効果をできるだけ長持ちさせたい!
少し残した方がしっとりする!
などなど、トリートメントを残しがちですが、髪を乾かす前や後にオイルやミルクなどのアウトバストリートメントを使いますよね?
質感などはそちらで補いますので、お風呂で行うトリートメントは、同じ「トリートメント」でも目的が違います。
髪が重くなってしまったり、ベトベトになってしまったり、まとまりが悪くスタイリングが長持ちしないなどのトラブルになりますので
お風呂でのトリートメントはしっかりと流しましょう!
まとめ
いかがでしたか?
ここまで全てできている!という方は、なかなかいらっしゃらないのではないでしょうか?
一気に全部というのは大変な場合もあるかもしれません。
ですので、まずはできるところからやっていくことをお勧めします。
少しずつでも習慣化していくことで、髪は見違えるほど綺麗になってくれます。
ぜひ参考にしていただければと思います!
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