美容室ごとに髪質改善の内容が違う理由
「同じ“髪質改善”なのに、前に行った美容室と全然違う…」
そんな経験をされたことはありませんか?

実はそれ、とても自然なことです。
なぜなら「髪質改善」という言葉自体に、明確な定義がないから。
今回は
美容室ごとに髪質改善の内容が違う本当の理由と、
失敗しないための見極めポイントを美容師目線でお伝えします。
そもそも「髪質改善」はメニュー名ではない

まず大前提として知っておいてほしいのが、
「髪質改善」は商標でも、統一された技術名でもありません。
・トリートメント中心のケア
・薬剤を使った髪質補正
・縮毛矯正に近いアプローチ
・水素・酸熱・架橋系などの処理
これらすべてが、サロンによって
「髪質改善」という同じ言葉で呼ばれているのが現状です。
つまり
▶︎ 中身はサロンごとに全く別物
というケースも珍しくありません。
理由① 美容室ごとに「髪質改善の定義」が違う
ある美容室では
「手触りを良くすること=髪質改善」
別の美容室では
「ダメージを溜めにくい髪を育てること=髪質改善」
さらに別の美容室では
「クセ・広がりを抑えて扱いやすくすること=髪質改善」
このように、
ゴール設定そのものが違えば、施術内容が違うのは当然です。
✔ その場のツヤ・手触り重視
✔ 数ヶ月先まで見据えた素材美重視
どちらが良い・悪いではなく、
考え方の違いだと理解することが大切です
理由② 使っている薬剤・処理工程が違う

髪質改善は
どの薬剤を使い、どんな順番で、どう処理するかで結果が大きく変わります。
・トリートメント主体なのか
・薬剤で内部補正を行うのか
・水分・油分・タンパク質をどう扱うのか
・熱(ドライ・アイロン)をどう使うのか
これらはすべて
サロンの知識・経験・哲学に依存します。
同じ名前のメニューでも、
実際には「別の技術」だと思っていいほど差が出ます
理由③ 髪の診断力に差がある
髪質改善で最も重要なのは、
施術前の“髪の見極め”です。
・ダメージの原因は何か
・乾燥なのか、クセなのか、薬剤履歴なのか
・今必要なのは「足すケア」か「整えるケア」か
この診断がズレると、
どんなに良い薬剤を使っても結果は安定しません。
だからこそ
✔ カウンセリングが丁寧
✔ 髪を触って・見て・説明してくれる
サロンほど、髪質改善の精度は高くなります。
理由④ 短期的な仕上がり重視か、長期視点か
髪質改善には大きく分けて2つの考え方があります。
① 今すぐキレイに見せる髪質改善
・ツヤ・まとまりが即出る
・ただし効果は一時的
・繰り返すほど依存しやすいケースも
② 髪を育てる髪質改善
・即効性は控えめ
・回数を重ねるほど扱いやすくなる
・ダメージを溜めにくい髪へ
どちらを選ぶかは
お客様の価値観次第ですが、
サロン側がどちらを軸にしているかで、内容は大きく変わります。
「髪質改善」で後悔しないためのチェックポイント

最後に、サロン選びで意識してほしいポイントをまとめます。
・「どんな髪を目指す施術なのか」を説明してくれる
・1回で終わりではなく、今後の提案がある
・メリットだけでなく、注意点も伝えてくれる
・トリートメント依存を勧めてこない
髪質改善=魔法のメニューではありません。
だからこそ、誠実に向き合ってくれる美容室を選ぶことが大切です。
まとめ
美容室ごとに髪質改善の内容が違うのは、
・言葉の定義が曖昧
・技術・薬剤・考え方が違う
・髪の診断力に差がある
この3つが大きな理由です。
「名前」ではなく
“中身”を見て選ぶことが、
本当に髪をキレイにする近道になります。
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